撥水コーター「CFC-550」開発 2020年7月27日新発売

報道関係各位

2020年6月29日

 

温室効果ガスの代わりにフッ素系樹脂を使用

プラズマ撥水コーター「CFC-550」開発

2020年7月27日新発売

 

 

プラズマ装置を開発・販売する株式会社 魁半導体(京都府京都市下京区、代表取締役 田口貢士)は、PFCガス(温室効果ガス)の代わりにフッ素樹脂を使って撥水加工ができる技術を開発、この技術を使用したプラズマ装置、撥水コーター「CFC-550」を2020年7月27日に新発売します。

 

■ドライの撥水コーティング

撥水コーティングはものづくりの現場では部品や基板の防水、防湿、防錆等に使用され、加工法は液剤を塗布後に乾燥・硬化させる、ウエットコーティング(湿式法)が多く利用されています。「撥水コーターCFC-550」は真空プラズマ技術によるドライコーティング(乾式法)で、プラズマ処理により1度でコーティング・乾燥・硬化でき、ウエットよりも短時間で処理できます。更に、 部品実装された基板のように凹凸のある複雑な形状でも、隙間に回り込んだ加工がウエットよりも均一に施すことができ、また耐久性はウエットコーティング同等の効果が得られます。

 

■環境負荷を低減する新技術

当社はプラズマ装置での環境負荷低減の技術開発を進める中で、今年4月に温室効果ガスの一種、PFCガスの代替として固形フッ素樹脂を使用しエッチング加工をするプラズマ装置を開発しました。更にこの技術を基盤とし電極や放電条件、樹脂の配置などの構造条件を研究し、今回新たに撥水コーティング技術を確立しました。

 

■新製品概要

名称 :撥水コーター「CFC-550」

価格 :¥14,400,000.-(税別)から

寸法 :幅780mm×奥行780mm×高さ1500mm

発売日:2020年7月27日(月)

目標 :初年度5台

市場 :有機EL封止膜ほかエレクトロニクス関連

 

[写真] 撥水コーター 「CFC-550」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■新技術概要

固形フッ素樹脂を装置に設置し、プラズマ照射で発生した分子が対象物をコーティングします。

 

 

 

 

 

■実験写真

 

 

 

 

 

 

 

■撥水コーティングの受託処理について

【お問合せ先】 株式会社 魁半導体 https://sakigakes.co.jp/

TEL:075-204-9589 / FAX:050-3488-5883 / E-mail:s.sales@sakigakes.co.jp

京都府京都市下京区西七条御前田町50番地 SAKIGAKEビル

 

当社はプラズマ装置 撥水コーター「CFC-550」を新発売と同時に、同装置による撥水加工の受託処理サービスを開始します。受託処理の詳細につきましては当社までお問合せ下さい。