技術 > プラズマとは? プラズマは物質の第4の状態 電子が軌道から飛び出した状態(電離)のことを指す。 電子が抜けた分子(原子)は不安定であるため、他の電子を取り込むなどして安定な状態になろうとする。 プラズマとは【反応性が高い】物質の状態! 物質の状態模式図 個体 液体 気体 プラズマ (氷) (水) (水蒸気) (水素プラズマ) (酸素プラズマ) 個体 分子ががっちりスクラムを組んでいる状態。固体は安定で、定まった形と体積を持つ。 液体 くっ付いたり離れたりしている流動的な状態。分子間力は残ったままであるが、 分子は互いに影響しあったまま動くのに十分なエネルギーを持つ。 気体 原子・分子が自由に飛び回っている状態。分子はそれぞれ遠く離れて高速で移動している。 プラズマ 原子の束縛を受けない自由電子が発生する。自由電子のために導電性が高まり、強い電磁場を持つようになる。 【非常に反応性が高くなっている状態】 反応性の高いプラズマ状態の分子・原子は、通常状態では得られない特異な化学反応を起こします。 表面改質や有機物の除去、エッチング、薄膜形成などは、この現象を利用したプロセスです。 プラズマ処理による効果については「表面改質・洗浄の原理」のページで紹介しています。